シリコンバレーのエンジェル投資ブログ

月: 2010年2月

一生懸命ふまじめ   武宮正樹

囲碁の神様に2局打ってもらいました。

三連星を考えだした囲碁の神様的な存在である武宮正樹さんとお会いする絶好の機会にめぐまれました。起業家クラブの徳永さんがグアムでのゴルフ大会を企画されたので参加しましたら何とそこに武宮さんも参加されていました。有りがたいことに初日の夜に武宮さんの講演がありました。もうわくわくして講演をききました。何せ三連星という布石は一世を風靡した布石で武宮さんの発想でこの三連星で何勝も連続で勝ち続けた幻の布石でした。ちょうど“一生懸命ふまじめ”という本を上梓されて参加者に一冊づつ配っていただきました。どんな戦略を駆使してあのように連勝されたのかと聞いたら何とその答えは“私は打ちたいところに石をうっているのだ”というのです。そしてさらに驚くことに私は地にはこだわらないというのです。囲碁の基本は地所を取ることです。それを何と地にこだわらないというのです。やっぱり名人の域に達すると地にこだわれずに地がとれているのでしょう。打ちたいところに打ち地にこだわらないで打つもうこれは仙人の域なのだとおもいました。地を取るとは財産を増やすことににています。武宮さんは財産を増やそうとは思わないという、それよりも自分のやりたいことをやるのが一番いいし健康で楽しく生きていければそれが一番だという。なるほど財を築いていい生活をしたいのが凡人の考えだがさすがは名人の域にたっすると世俗を越えてしまわれるのですね。素人は必至になった地取りに専念するし、石を殺されてはいけないので必至になって我が石を守ろうとする、そしてまた財を稼いで少しでもいい暮らしができるようにお金がたまるようにとおもうものです。

なるほど名人はすでに

地を去り戦略を去り 我が思うところに石を打つのだろう

と名人の心を知ることができました。

とにかくいつでも自分のやりたいところに打ちたいところに打つのだという。実生活もまた自分のやりたいことを一生懸命にやるのだという。今武宮さんはダンスに凝っておられて今はプロの域にたっしています。何と一週間に3日それも着替えを3着ももって練習にいくそうです。一回の練習で汗びっしょりになるのですぐ取り換えるのだという。そして3回もとりかえるのです。大変な遊びをまじめにやっておられる、そしてまた碁の方は今またすごい勢いで勝ち抜いていらっしゃるようです。今58歳だそうですが。ますます碁はさえているようです。打ちたいところに打つそれが脳細胞をやはらかくしているのだろうか。今年はタイトルを又取るのではないかといわれているようです。たのしみです。かって 本因坊、十段位、そして名人位など数々のタイトルをものにしてそして今60に近くなって又タイトルをうかがう位置におられるようです。


いよいよ対局。
夕食後に徳永さんと二人で一局おねがいしました。二人とも5目おいておねがいしました。本来なら9目おいてもかなわないのですが。5目しかおかせてもらえませんでした。打ち始めてどうもスーと空気が抜けていくようで相手の抵抗がない。なんだか空気を相手にしているようでいささかきがぬけてします。とにかく我々の碁はとにかく負けるものかと必死に打つものだから相手の意気込みがひしひしと伝わってくるのでこちらも力がこもる。かって学生時代に柔道をやっていたときに先輩の高段者と取り組む時相手と組んだ時何と空気を持ったようでちっとも相手が感じられないことがあった、少しこちらが押したり動いたりするといつの間にか畳の上に叩きつけられていたのに似ている、しかし碁の方が叩きつけられる感覚がないからなおこまる。しかししばらくすると我が石は瀕死の重傷を負っていた。なるほどこれだけ実力が違うと相手にしてもらっているのかどうかもわからない内にもうさんざんやられていた。とにかく面白くない感じでした。柔道なら畳にたたきつけられて十分な稽古をつけてもらったというありがたみがあるがこの神さまとの対局は結局空気と戦っているみたいでもういただけませんでした。やっぱり分相応にへぼ碁でもやっている方がいいのかなあ。もう少し修行してからそのうち又教えを請うことにしよう。同時並行で徳永さんも終わっていました。徳永さんの方は少しまあまあーに戦っていたようです。

次の日が終わってから今度は徳永さんと打つことにしたどうも二人とも同じような実力のようで私が黒を持ってうちはじめた。さてこちらはお互いの気力がひしひしとつたわってきます。お互いに負けてはいかないという気合が伝わってきっます。だから素人同士の碁はおもしろいものです。打ちたいところに打つなどとはとても考えておれません。もう地をとりにいきます。そしてまた貪欲にも相手の石をころしにいきます。とにかく戦略は地を取ること相手の石を殺すこと、将軍の戦ではなく足軽の戦です。こんなことをしていて人に講演するときは戦略を考え、競争相手の手の内を十分に読み我が方に有利なように兵を動かすごとくビジネスをしなさいと、高いところからの賜っている自分を思い出しながらひたすら相手の石を殺すことに集中しています。まだまだ人間ができてないのですね。それはともかく打ちたいところでなく相手を倒さなければいかないところに打ち、地を取るために必死に青手につかかていきます。そして時には自滅してまけるのです。徳永さんは私のがむしゃらを軽くいなされてユウユウとうたれていた。
でもいい勝負でした。又の機会を見つけてうちたいものです。ゴルフも碁もやっぱり人生そのものですね。名人のゴルフはやっぱり名人のゴルフでした。いつの日か雨宮さんの迫力がわかるようになってから又教えていただきたいものです。

そして又ゴルフでも一緒の組で回らさせていただく光栄にめぐまれました。さすがに碁のぎふうのように宇宙流のゴルフです。けしてりきまず、しかしダンスで鍛えた足腰はしかりと大地に根をはやしています。私の方は力任せになるべく遠くに飛ばそうともう毎回、親の仇を討つべくクラブを振りまわしている割にはボールは決して真っすぐには飛んでいきません。さすがに武宮さんのゴルフもまた棋風そのものでした。グアムのゴルフはこの後大雨に襲われたコールドゲームとなってしまいました。女優の藤田佳子さんはさすがに雨の中でいいスコアーでまわっていました。ベットをお願いしたらやめておいた方がいいわよと軽く言われて、まったくそのようになってしまいました。

2日目もゴルフ、今日は武宮さんと一緒でないので名人に気兼することなく我がゴルフを徳永さんの息子健一君と組んでたのしみました。夜は打ち上げのDinner 今回はホテルコーポレイッションの田中健介社長のご厚意でグアムのシラトンホテルとそのゴルフ場で歓待していただいた最後のDinnerをごちそうになってプレジデントスイートで歓談した後せっかくだからこのチャンスにもう一度武宮さんに一局を打ってほしいと厚かましくおねがいしました。今回は石を殺されないように頑張ってみたが歯が立たないのはしかたがない。我々の碁は60目ぐらい負けていても大体最後に大逆転で10目ぐらい勝てるので決して途中で辞めないで最後までうちつづけるのです。そして最後には All or Nothing でゲームがおわるのです。ゴルフの18番ホールのDouble Or Nothing みたいなものです。たいがいDouble で支払いする羽目になっていますが。

さて田中社長、音響の大朏社長などが観戦されていたもう大半が負けていたので田中社長がもう60目負けているからそれで終わりなさいと宣言されたのでここでギブアップしました。そして今度は田中社長と武宮さんの対戦になりました。武宮さんは田中社長の先生で大変きびしい指導をされていると田中さんははなしておられた。段の上の人ながらときどき武宮さんが3目おいて打たせたりするそうです。そんなわけで田中さんはプロ並みの碁をうたれているようです。さて対戦がはじました。武宮さんの気迫は全然感じられないそれに比べて田中さんの気迫のすごいのが感じられる。やっぱり高段者との差がここに出るのか。武宮さんの打たれる石はそれほど奇抜ともおもわれない。相変わらず空気が打っているような雰囲気でした。しかし我々観戦者はもうその一目一目の重みのあることなるほど高段者の碁というものはこういうものかと関心させられた。夜も更けてきた、また田中社長の石が安定したところでもうこれだけにしようと終わりになりました。田中さん方が少し有利のように見受けられた、いや素晴らしい一局をみせてもらいました。

いやー人生はあまりは力まない方がいいようですね。
最後に武宮さんにサインをいただいた。
わざわざ毛筆で何とその書が

“遊神”

楽しいですね。
いつの日かもう一興局相手の息が感じられるようになったらお手あわせいただきたい。

アルバトロスと野鳥と共にゴルフ。

ゴルファーの夢アルバトロス、とても一生の内で実現できない夢、でもここハワイのカワイ島のゴルフ場ではアルバトロスをふんだんに見ることができる。アルバトロスはアホードリの一種で羽根を伸ばすと2メートル近くになる大きなとりです。羽根を固定して風に乗ってグライダーのように飛んでいます。何千マイルも飛んで行けるそうです。ハワイのカワイ島がLaysanAlbatrossの棲みかです。このカワイ島に11月から6月ごろまで過ごしここで卵をうみ雛を育てる。12月の初めごろに卵を一個産み2カ月ほど温めて2月の初めごろに雛がかえります。雛がかえって親鳥たちは遠くまで餌を取りに行って雛にあたえる。イカなどを海から取ってくるようです。時には餌を取りに数日かかることもあるようです。そして7月ごろにみんなで飛び立っていきます。そして北太平洋を周回して又Kawai島にかえってきます。

卵はオスの鳥が温めます。アルバトロスが卵を温めているところには4メートル以内に近寄るなという立て札が立っている、しかし親鳥はちっとも恐れる様子はない。安心して卵をあたためています。ゴルフ場のあちこちに卵を抱いた親鳥がいます。メスの鳥は時々集まって井戸端会議らしく身振りたくましくの会議をしています。これもまた5,6メートルに近寄っても気にしていない。ここでは鳥たちも人の仲間のようだ。そしてギースが大ぜいで散歩している。さらにここカワイ島ではかっての台風の時に鶏がみんな逃げてしまい、今は野生の鶏があちこちでみうけられる。時々ひよこを引き連れた親鳥をみかけるときもある。

ここのホームレスは食べ物に不自由しないだろうなあ。
ゴルフの下手な方どうでしょう。アルバトロスを楽しみながらカワイでゴルフでもいかがですか。

■ギースもフェヤウエイを散歩

■アルバトロスとその雛

■グリーン上の雄鶏 

日本大転換 出井 伸之 著   幻冬舎新書未来を悲観するな。

出井さんは1昨年”日本進化論“を出版されたこの本はその続編として日本としてどうのように世界と対応していくかの提言をされている。
時あたかも民主党鳩山政権の誕生と合わせて日本としての行く道を示唆されていてタイミングのいい出版だとおもいます。
出井さんはソニーを引退されてから、企業を離れて日本と世界を視野にいれたおおきな活動に入られた。それが氏の主催されるAsian Innovation Forum でした。
当初アジヤの視点から福岡で二年間開催され、昨年は東京で開かれた、アジアの視点から世界の視点に変わったものかと思われます。
日本の閉塞感を打ち破って次の発展のために日本で何をすべきかを考えるフォーラムでした。
今回は若い世代の人たちも企画に加わり問題点の解明と対策を打ち出さんとしたフォーラムでした。
本の中で参考文献として取り上げられている、サミュエル、ハンチントン の“文明の衝突と21世紀の日本”もまた日本の特殊性とその文明が他の文明と大きく異なっていて、独自の文明を作りだしていること、そしてその文明は中国ともアメリカとも違った文明だと述べている。
そして21世紀が違う文明と文明の衝突によって各地で紛争が起こっている。イスラエルとアラブ諸国との紛争。東欧におけるイスラム文明と 東方正教会との摩擦。それに加えて米国の超大国が相変わらず世界のポリス然として自国の勢力を伸ばそうとしていること同時に中国が第二の経済大国として近隣を自分の勢力範囲に入れようとしているなどによって世界は新しい勢力範囲が形成されようとしている。
ハンチントンも日本は文明的にはアメリカとも中国とも違う、したがってどちらに近づくかが大変難しい選択であると述べている。
卑近な例では鳩山総理が 東南アジヤ構想を打ち出せばオバマ大統領はすぐさま環太平洋構想を打ち出して東南アジヤ構想はアメリカ抜きには駄目だぞというサインを送っている。
日本は経済的には中国との提携なしでは考えられないし、又勿論アメリカとの提携は安全保障上からも経済上からも必要なので両国とのかかわりにはいろいろ注意が必要になりそうです。
ハンチントンも日本は其の特殊な文明のために中国ともアメリカとも摩擦の種を持っていると述べている。そんな中で日本はどう動いていくのか又日本の経済を立ち直らせて違った文明とどのようにかかわっていくのかを考えなければいけなくなるようです。

出井さんは中国の天津でのコンファレンスに出られて天津の様子を沸騰する都市であると述べられている。今ここでは世界の金融の人たちが集まって金融の中心たらんとして動いているそうです。そしてシンガポールの会社がここにエコーシテイ を中国政府と共に建設しているとのこと、これこそ出井さんが日本の企業に期待する21世紀の産業だと考えておられることです。出井さんは日本のインフラ産業を集めて組織化すれば開発途上国の発展のために貢献できるとみています。

時あたかも世界中が新しい技術すなわち、Green energy,(太陽電池、風力発電、地熱発電)、また CO2を出さない エコーシテイ、エタノールの開発、21世紀の問題、飲み水を作る技術、そして又新幹線の技術などを必要にしている。ありがたいことにこれらの技術はすべて日本が持っている、もしこれをアグリゲイトするソフトと企画があれば日本の企業群が世界に貢献できるのだと説く。
これこそ日本の東南アジヤ構想の要とすべきだと提唱されている。

私が思うのに今こそ日本の商社がこの役割は果たせるのはないかとおもう。ただし従来どおりの系列だけのアグリゲイッションではなく、系列を越えたアグリゲイッションでなければ世界に対して優位に立てないのではないかと思う。そんな意味で商社も冬の時代を抜け出せるのではないだろうか。

又出井さんは日本の会社は グローバル に展開しなければいけないという、日本の会社は初めからガラパゴスとなっているたとえば会社の名前がJ(Japan)だったりN(日本)だったりあるいは東京だったりする、JR, 東日本、東京電力、初めから日本だけのマーケットをめざしてしまっている。出井さんはG(Global)とか,あるいはA(Asia)にしたらと。
ガラパゴスの最たる例が日本の携帯電話です。NTTが日本独自の規格を決めてしまったので日本のメーカーは 外国向けの商品を作ることができずに気がつたら世界のマーケットから締め出されていた。それにつけてもフインランドのノキヤ が何と世界一の携帯電話メーカーとして大変な勢いを保っています。ノキヤが何と世界の40%のシェヤー、その次がサムソン、日本のメーカーは完全に蚊帳の外に置かれている。いかにグローバリゼイッションが必要かをものがたっています。自国だけの規格は外部からの競争をシャットアウトするけれども逆にグローバリゼイッションをシャットアウトしています。やっぱり国際規格に賛同してそれに参画すべきですね。

志のあるベンチャーを志のある大企業がそだてる。と提言されています。しかし私は大企業の NIH(Not Invented Here)が底に流れているところでは無理ではないかと思う。
むしろ大企業が胸襟を開いて優秀な技術を開発しているベンチャー企業を買収して自社の研究部門として取り入れて開発を進めていけば大企業もまた一つ先に大きくなれるのではないでしょか。そのためにはNIH をなくすと同時にベンチャーの技術を正当に評価できるマネジャーの存在が必要かとおもう。
日本のM&Aは大きな会社で経営がおかしくなったのを引き受けてそれを立て直すという例はたくさんあるけれども、ベンチャーをM&A して自社の発展の柱にする事例をあまり見あたりません。
一方シリコンバレイではシスコ のように技術を持ったベンチャーをたくさん買いあさってそれらの技術を自分の企業の核として大いに発展しています。
いわゆるアントレプレニヤーのイノベイション を十分に活用しているのです。

このようなベンチャー企業はまずはベンチャーキャピタル がある程度まで育て上げています。そしてシスコ、あるいはグーグルが買収した時でも十分な利益をあげています。
そんなわけでシリコンバレイのベンチャーキャピタル と大企業はお互いに利用し合ってテクノロジーの強化と企業の発展に大いに利用しています。
日本のベンチャ―キャピタルの投資総額は年間はわずかに3千億円ぐらいです。それに比べてアメリカでは10倍の3兆円です。せめて日本のベンチャーキャピタルの資金がアメリカの半分一兆5千億円ぐらいまでベンチャーキャピタルに金が入れば日本のイノベイッションももっと増えてくるのではないでしょうか。
日本の株式市場(イクイテイ)もこのようなベンチャーがM&A されたりあるいは上場することによって株式市場もおおきくなり一般の投資家もベンチャー企業への興味も増していくのではないだろうか。
もっともっとベンチャーキャピタルが凄いテクノロジーを持った会社をたくさんサポートして大きくしていかなければいけないのでは、日本の金融業界はベンチャーキャピタルへの投資が少なすぎる、又税法上の優遇策も必要に思う、企業が失敗した時の税の控除あるいはアメリカ並みにキャピタルゲインの税率は下げて投資家の保護をもっとすべきではないでしょうか。日本の機関投資家がベンチャーキャピタルに金を出さないなら政府が7千億ぐらいだしてベンチャーキャピタルに運営を任せる、同時に日本の大会社が30社程集まって7千億円ほど投資してこれもベンチャーキャピタルに運営を任せるそうすれば5年ないし10年以内にはこの中から世界に誇れるベンチャーができるのではないかと思う。そうすれば日本のシスコ、あるいはグーグルができるのも夢ではないだろうか。
そしてそのようなベンチャー企業が大手にM&A されてますます大きくなっていけば経済の拡大あるいは活性化されるのではないだろうか。
日本でアントレプレニヤーの育成ベンチャー企業の育成が21世紀の向かって一番大事ではないだろうか。

TiE2007 Keynote Speech (シリコンバレイにて)

TiE2007 Keynote Speech (シリコンバレイにて)

シルクロードコンサート
ソニーミュージックで長年にわたってマイケルジャクソンを見守り続けた出井さんポップシンガーして 越境と統合を成し遂げた偉大なるミュージャンの死をいたく悲しんでおられる。同時に日本のミュージッシンもまた其の特異な文化がもたらす、世界に受け入れられるユニークな音楽を作り出しているのではないかといわれる。

そんなわけで出井さんはシルクロードコンサートを提案する、日本のグループ“エキザイル”あるいは 安室 奈美恵、ユーミンなど世界に通用するミュウジッシャンでコンサートをして、その利益でシルクロードの砂漠を緑のロードの変えることができるのではないかと提案する。

又京都が持つ独特の文化は世界に誇りうるものだし、奇しくも地球温暖化の議論の末に決まった京都議定書はまさしく京都をそのエコ シテーとしてのシンボルにするにふさわしい協定だと思う、出井さんが言われるように京都発でエコカーのラリーをするのもまた京都文化を世界に知らしめる一つではないだろうか。
それこそ日本文明の世界への発信ではないかとおもう。

アメリカの ウオルストリート のグリーデーさがが(アメリカ文明の落とし子として)世界の金融危機をもたらした。
今こそ日本文明で世界の発展をどのようにして持続させるかを世界に示して、今回の様な金融危機が二度と起こらないように示す必要があるかと思う。それこそ神道、仏教、儒教、あるいは禅から来る心の持ちようを 世界にしめすときではないだろうか。
日本のユニークな文明が世界を救うのではないだろうか。

出井さんの本を楽しみ、かついろいろと考えさせられました。

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén