致知という雑誌は店頭販売しないで定期購読者のみに販売されています。十万部も発行されています。いつだったか友人が見せてくれたので目をとうさせてもらいました。中国古典を愛読してどれほど人生の危機をすくわれたのかの記事を読んで感激して定期購読をしました。そしてアメリカまでおくってもらっています。中国古典のみならず、私の好きな安岡正篤さんに関わる記事やさらには、安岡正篤さんの孫娘である安岡定子さんの論語の解説も毎回楽しくよませてもらっています。
7月号で私の尊敬する青木ホルホルヂングの青木擴憲会長と田口佳史 さんの対談は特に胸をうつものがありました。要は人生の危機に置いて古典がいかに自分を助けてくれたかをお二人が語りあっている記事でした。青木さんのモットー 「顧客満足度」X「営業利益」X「社会貢献」の方程式にかんげきしました。この思想があればこそ青木 ホルデングが発展し続けて来られたのだとおもいます。青木さんは社会貢献のひとつとして毎年長野の中学生のロンドンとシリコンバレイの研修旅行をサポートしています。青木さんの故郷長野から将来の大物を作り出そうとして“平成の咸臨丸”と言う名前です。子供達をおくりだしています。
シリコンバレイの活動の一助を担わせていただいて光栄におもいます。7月号の記事が心にしみました。サブタイトルが「腹中書あり」でした。青木さんは家がまずしかったので若くして紳士服の古着の行商を初めて苦労を重ねて紳士服のお青木をそだてあげたのでした。中国古典の教え、人間は一番苦しねたときに鍛えられるそれが神が与えてくれる、試練なのだという。そして人生の書が腹におちてくるのだという。青木さんの場合は 孟子の中の「告知章」であったそうです。論語、孟子、易経、などを目をとうしたのですが、腹に落ちるまでは読んでいない文字を追ったにすいないようです。もっと骨身にしみるまで読みこなさないと腹に落ちないらしい、まだまだ試練が足りないようです。
読書100遍その意自ずからという意味がよくわかりました。同じく7月号で、グロービスの堀 義人さんが内村鑑三の“代表的な日本人”を100遍読んだと言っています。この本は英語でアメリカで発行されました。ケネヂイ大統領もこの本をよんで上杉鷹山を大変尊敬しているという。
かって佐藤栄作 総理がアメリカに渡りケネヂイ大統領に会いに行った時にわずか10分の時間しか約束してくれなかったようです。安岡正篤さんは佐藤栄作首相にケネヂイに合ったら 王陽明の次の一節を伝えなさいと次の一節を伝えます。“戦勝国は敗戦国にたいして、喪に服するように敬意を持って接しなければならない”これを聞いたケネヂイ大統領は姿勢を正して面談に応じて実に3時間にも及んだというごとです。このため沖縄変換がじつげんしたのだという。さらには佐藤栄作総理は ノーベル平和賞をもらうことになったのです。こ助言をしたのが他ならぬ安岡正篤 さんだったのです。安岡さんはその後歴代の総理大臣の指南役をはたされています。 偉大な人物だったのですね。安岡さんの本が数冊あります。(一回しかよんでいません)これから100遍よむことにします。
腹中書ありの極めつけは 日本一の靴下屋さん タビオの越智正直さんの“孫子”とのであいです。越智さんは“男児志を立つ”の本の中で“孫子”を語っています。越智さんのうちは 貧乏だったので中学生の頃に大阪に丁稚奉公にだされます。故郷を出る時に中学校のせんせいが。越智必ず古典を読見なさいといわれます。大阪の古本屋にいって 古典という本をくださいというと店の主人があれだと指差してくれたのが孫子でした。孫や子供が読む本かなあとかどして損をする本を読まないといけないのかと疑問におもいます。それでも先生の教えなので漢和時辞典と首っ引きで孫子をよんでいきます。当時は今のように現代語役はありません。かんぶんそのものでした。越智さんは何ヶ月もかけてよみます。そして全て暗記してしまします。そして靴下屋を開業します。商売が順調に行くまで幾多の苦難に遭遇します。その折々に危機を乗り越えることができたのは孫子のおかげだそうです。困難に応じて解決作が孫子の中の一節が頭に浮かべます、そして危機をのりこえます。男児志を立つ は越智さんの好きな漢詩をあつめたものです。越智さんはその漢詩をすべて暗記されたそうです。 それはまた危機を解決する回答でもあったようです。
本の一番の漢詩が 月性和尚の 漢詩でした。
男児立志出郷関
学若無成不復帰
埋骨何期墳墓地
人間到処有青山
越智さんの丁稚奉公への旅たちのよですね。
中国の李白,杜甫、そしてまた項羽 劉邦、吉田松陰、西郷隆盛、など維新の志士の漢詩雄大で壮大です。
漢詩も是非暗記したいものです。致知出版社さんありがとう,徳を説く編集方針をつらぬき戦後から今日まで続けられてありがとう。日本がかっての道徳の国をとりもどのも間もなくだとおもいます。
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