10/04/26 月曜日17:27:09

今年で2年目の超禅寺,座禅の合宿を行った当初の13名の参加予定者がビジネスのスケジュールが合わず、6名だけの参加となってしまった。少人数にもかかわらず超禅寺の老師達が全プログラムに最大の努力を傾注していただき大変充実した合宿でした。

ここホノルルの超禅寺は、ハワイの田上天心氏が、日本の臨済宗の大森曹玄氏にお願いして、沢山のボランティアと共に自ら作り上げたお寺です。ボランティアの人たちが大きな石などを1つづつ動かしながら、このお寺が作り上げられたのだそうです。ハワイ、一の剣の達人であった田上天心氏が何回も日本を訪ね、大森曹玄氏に師事し、是非禅寺を作りたいという熱い思いを伝え、その要望にこたえる形でこのお寺が作られたそうです。

禅の修行、そしてその修行が、武道の修行に励むことによって、武道の奥を極められるのだという。
大森曹玄の著書“剣と禅”という本の中に、座禅の修行によって剣の極意に達した人々の例がのべられています。 また、超禅寺で修業したウイスコンシン州出身のケネス・クシュナー氏“一射絶命”の本の中にも弓禅一致が説かれています。超禅寺はその後、沢山の人たちが禅の修行と武道の修行、あるいは、セラミックでの創作を行い、その奥義を極めています。座禅によって自分の人間性を高め、そして武道に芸術にその奥義に近ずけるように毎日努力するのです。

さて参加した若き経営者たち、この経験が経営にどのように反映されるのでしょうか。



プログラムは朝の5時起き、それから30分間の座禅、一汁一菜の朝食、それから呼吸法、弓道入門、書道、尺八、そして夜の座禅などを夜10時まで盛りだくさんのスケジュールです。

座禅の基本が呼吸法にあります。この呼吸法を老師にじっくり指導していただきました。この呼吸法がすべての基礎になります。尺八しかり、弓道しかり、そして書をなす時もおなじなのです。気合を掛けるときも同じ呼吸法です。だから剣聖が毎夜数時間の座禅をして悟りを開かんと努力していたのです。30分間の座禅も初めの2回ほど我慢できればあとはそれほど苦にならない。若い人たちはからだが柔らかいのですぐ慣れているようだ。今年初めて参加した若い人などは足のしびれも感じないらしい。今回のわれわれのスケジュールは次のようになっています。夜は道場に寝袋にくるまって寝ます。ハワイは温かいので全然寒さを感じません。

【超禅寺合宿2010 全日程】

●26-Feb
Arrive Honolulu

3.00pm 超禅寺到着
3.30pm 入浴
4.00pm 夕食
4.30pm 座禅入門
6.30pm 弓道
8,30pm Group meeting Taira juku
9.30 pm 睡眠

●27-Feb
5.00am 起床
5.30am 座禅
6.15am Exercise Stretch
6.30am Hara Training and how to breath (呼吸法)
8.00am 朝食
8.45am 書道
9.30am 休憩
9.45am 弓道
11.30 am 昼食/休憩
12.00pm 尺八
1.30 pm 休憩
1.45 pm Zen & Sound(お経)
2.45pm 禅セラピー(ボディケア)
4.00pm 入浴
5.00pm 夕食
6.00pm 座禅
6.45pm 弓道
8.00pm Lecture宮本武蔵 五輪書-空の巻(Musashi ,5 ring)
8.45-9.30 Taira Juku meeting

●28-Feb
5.00am 起床
5.30 am 座禅
6.15 am Stretch class 
6.30am 弓道
8.00am 朝食
8.45 am 書道
9.30 am 弓道
9.45am 武道-直心影流法定(jikishinkageryu)
11.30am 昼食/休憩
12.00pm 尺八
1.30 pm 休憩
1.45 pm お経
2.45pm 禅セラピー(ボディケア)
4.00pm 入浴
5.00pm 夕食
6.00pm 座禅
6.45pm 弓道
8.00pm Lecture:宮本武蔵 五輪書-空の巻(Musashi ,5 ring)
9.00-10.00pm taira juku meeting  

●1-Mar
5.00am 起床
5.30am 座禅
6.15am 書道
7.30 am 朝食

Departure
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綱 領

禅は生死を脱却し尽十万世界を
真実人体を究尽する身心一如の学
道である、宮本二天が巌の身と号し柳
生石舟斉が轉しの道と称したものはその実
證に他ならない、身体的表現を伴わない
禅は空論であり、心的究明を経ない武道は
妄動であり倶に吾等の肯わざるところである。
吾門の修道者夫れ勉めよ。
日本臨済各宗の本山当局各位よ。
茲に開眼して吾等と倶に世界に翼たけ!

一九七九年十月一日
インターナショナル禅道場
超禅寺主管
天心義隆


道場の入り口には田上天心老師の綱領が掲げられている。禅修行の精神をうたっている。道場に入る時この心根で修業しなさいということを老師が言われた。





さて弓道の修行が始まった。最初は立ち方、そして呼吸の仕方をおしえていただいた。丹田のしたに気をためる盤石の姿勢でしっかり立つ。この状態ではどこから押されても引かれても動かないのです。弓道の一挙手一投足はすべてが最後に弓を放すまでにしっかりと従わなければ矢は的にあたりません。凄い緊張の連続です。どっかで気が抜けると矢は的を大きく外れています。ですから座禅をしっかり身につけ呼吸法をしっかり身につけていなければいけないのです。

この道場で初めて弓を引いたウイスコンシンの青年、クリシュナー青年、超禅寺で修業し、さらに鎌倉の須原和尚に弓道を師事して、ついには弓道の真髄を会得して“一射絶命”という本を著しました。よく弓道の真髄を語っています。日本人が書いたものよりよくわかります。(もちろん日本語訳ですが。)

禅の修行とセラピスト、超禅寺の禅とは何だと疑問に思い修行に来られたWilliam Leichという方の話を禅セラピストから聞いた。最後まで禅を疑問視し超禅寺に修業にきた。しかし数カ月にわたる座禅の修行によって、禅なるものを会得した。そして自分のセラピストのコンセプトを大幅に改善した。即ちセラピストはどうあるべきかを悟って新しい禅セラピストを開発したのでした。彼の教え子である日系の女性が、我々に禅セラピーを伝授してくれた。とにかく凄く痛いが、あとですっきりします。私の腰痛もこれですっかりなおりゴルフのスコアーもよくなりました。これもひとえに禅セラピストのおかげです。なおゴルフの集中力は弓道を経験してまた一段とよくなりました。



初めての人たちも座禅の30分を無事こなしてくれた、誰も警策のお世話にならずに済んだ。

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尺八の練習これもまた座禅の呼吸法そのものです。なかなか音が出ない。3日間練習したがついに私はギブアップしてしまった,あとの人たちは少なくとも音は出た。やっぱり修行が足りない。また来年は音を必ずだしますと言ってプラスックの尺八を借りて今、毎日努力している。

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【愈々弓道の構えから 引き分けに移る一挙手一投足が命につながる。】


【弓がまえを教えてもらう佐々木勉君】


【そしていよいよ離れとざんしん。さて矢は的に当たるだろうか。】



結局、田中有佳ちゃん一人が的を得た。津波先生曰く、「的に当てるというのが目的ではないので、的に当てよう当てようと的に当たった結果だけを追わないでくれ」という。慰めなのかでも的に当てたい!・・・が残念。来年まで待たないと的は撃てないみたい。来年までの言い訳にしてしまった。

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五輪の書、空の巻の講義。横山老大師の講義、空(くう)とは、無とは、講義も又 “無” 、一同ただ ????? さては修行が足りないのか。先生がたも熱心に聞いていたが、どの顔も“無”、はて!!





おやつの時間一汁一菜。後3時には豪華なおやつがでます。ばちがあたりそうなスイーツです。我々はまだ甘やかされているのか・・・。

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書道は3日間中、ただ“一”という字をかかされた。書道とは墨気を養うことだという。いわゆる腹に座った気力が全部出せるかということらしい。大森曹玄の“禅と書”の中にもどれだけ気合が入っているかが大事だという。ただ字をなぞるだけでは書道とは言わないのだという。だから山岡鉄舟の書はたくさんの偽物があるが、本物はすぐわかるという。それだけ気あいが入っているという。その山岡鉄舟の書でも彼が悟りを開いたあとの書が、又一段と違うのだという。気合あるいは悟るということはそれほど違うものらしい。超禅寺にある書はほとんどが大森曹玄の書です。それが皆ベニヤ板の上に書かれている。墨気がなければすでに薄れてしまっているのでしょう。いまだ生き生きしている。

【安達さん相当気がこもっているね。隣は田中有佳ちゃん。】



作品発表さて、3日間の努力の結果さてと、どれが墨気があるだろうか。吉岡君のものが一番ありそうです。将来を嘱望できますね。


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お経の時間まずはお経に入るまで皆で発生の練習。「あ、え、う、お、い」をみんなで腹の底から発声する。不思議なもので皆の声がそろったところで大きなハーモニーとなって音の波が見事に道場中に響き渡る。素晴らしい。一人ずつ発声させられて音をあわせていく。

そしていよいよ木魚に合わせて皆でお経をよむ。その前に井上老師がまず手本をしめしてくれた。素晴らしい。なんと素敵な音楽なのだと見まがう。彼は日本語はできないが、お経の素晴らしいこと。あとで意味わかるのかと聞いたらわからないという。とにかく音楽としてお経を読んでいるみたい。さて我々も皆で合唱、素晴らしい。みんなの声がそろった時それはいかなる音楽家の歌よりも素晴らしい響きである。不思議なことにここの老師達はすべて音楽の先生だという。津波先生はベートーベンとかブラームスとかの一楽章が出てくる。又田上天心も音楽の先生だったという。

なーむーさーまんだー もどなん。。。。。。。。。ぎゃーぎゃー
ぎゃーきー ぎゃーきー ぎゃーきー  うんぬん。。。。。。。。 


ぎゃーきーとはなんだろう。しかし今はそれを探索する必要もなさそうです。ただただ全員の共鳴に我を忘れて聞いていました。これを暗記して木魚でも買ってきて、自分で唱えようと思う。仏教はいい念仏を創りだしたものです。意味不明だがこのリズムを聞くだけでいいのだ。