2月9日(金)に九州大学にて講演する事になりました。
ご案内を下記に掲載します。
“九州の若者・起業家よ世界を目指せ!”
シリコンバレー屈指の日本人エンジェル投資家とインド人起業家が語る
-“World is flat !!”世界のハイテク市場で活躍するインド系ベンチャーに学べ!-
九州半導体イノベーション協議会
ビジネス創造WG主査 九州大学 谷川 徹
寒さ厳しき折、皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。2006年度第4回アジア・ラウンドテーブルのご案内です。第3回の今回は、シリコンバレーで数多くのアジア系起業家を支援し、成功に導いてきた日本人エンジェル投資家の平強(たいらつよし)氏と、シリコンバレーとインドを中心に数々のベンチャー企業を立ち上げ、同時に世界最大の移民系起業家支援NPOたるTiE*の幹部として、同胞起業家の支援とシリコンバレー/インドの連携に腐心するインド系シリアルアントレプレナー、Mr. Deepak Bangaloreをお迎え致します。
平氏には自らの起業家精神に満ちた半生とアジア系起業家支援の歴史を語って頂き、日本の若者、エンジニアの持つべき志や取り組み方を提示して頂くとともに、ロールモデルとして、シリコンバレーにおけるインド系等、アジア系起業家コミュニティのバイタリティを示唆して頂きます。またMr. Deepak Bangaloreには、インドと米国とで教育を受けたインド系起業家として、世界市場を相手に新しいビジネスを次々と起こす彼のモティべーションと、インド系起業家の特質やシリコンバレーとインドにおけるインド系起業家を取り巻く創業環境の現状とアドバンテージを語って頂きます。
またパネルディスカッションでは、日米のベンチャー投資に精通する地元のベンチャーキャピタリスト水口啓氏にご参加頂き、お二人のお話をもとにしつつ、九州の若者や起業家、ベンチャー企業が、世界に通用するタフな存在になるための方策、特にインドから何を学べるかを中心に議論したいと思います。なお同時に、グローバル競争が激しくなる中で九州が今後も持続的な発展をする地域であるために、インドやシリコンバレーのエネルギーを如何に活用出来るか、等も話題にしたいと思います。多くの皆様のご参加をお待ちしています。また会は日英2カ国語同時通訳が付きますのでお気軽にお出で下さい。
*TiE:The Indus Entrepreneurs:インド系の起業家やベンチャー企業を支援する世界的規
模のNPO。1992年にシリコンバレーで創設され現在9カ国に約1万人の会員を有する。
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2006年度第4回アジア/九州/シリコンバレー・ベンチャー創造ラウンドテーブル*
(主催:九州大学知的財産本部、共催:九州半導体イノべーション協議会、福岡アイスト)
*2006年度経済産業省大学発ベンチャー支援者コミュニティ形成事業
1. 日 時:平成19年2月9日(金)18:00~21:30(17時30分時開場)
・ラウンドテーブル:18:00~20:30(九州大学医学部百年講堂中ホール)
・交流会 :20:30~21:30( 同 上 )
2. 場 所:九州大学医学部百年講堂 中ホール3号(一階入口の左)
福岡市東区馬出3-1-1
http://www.med.kyushu-u.ac.jp/100ko-do/
3. 内 容:
①講演及びパネルディスカッション(日英2カ国語同時通訳付)
18:00~18:05 主催者挨拶
18:05~18:40 平 強氏 (President / Tazan International) 基調講演
・テーマ;シリコンバレーで多くのアジア系起業家を育てた日本人エンジェルのメッセージ
「若者よ、挑戦せよ!」
18:40~19:10 Mr. Deepak Bangalore (CEO & President / Samixa Inc.) 特別講演
・テーマ;インド人シリアルアントレプレナーが語る
「世界を翔けるインド人起業家成長/成功の秘密」
19:10~20:30 パネルディスカッション
・テーマ; 「九州、九州の若者・起業家はインド、インド系起業家から何を学ぶか」
・パネリスト;
平 強氏 (President / Tazan International)
Mr. Deepak Bangalore (CEO & President / Samixa Inc.)
水口 啓氏 (九州ベンチャーパートナーズ㈱取締役兼ファンドマネージャー)
・モデレーター;谷川 徹(九州大学教授/知的財産本部副本部長)
②交流会(20:30~21:30)
4. 参 加 費:ラウンドテーブル(無料) 交流会:参加費1,000円(予定)
5. 受講対象者:学生、教職員、起業家、ベンチャー企業経営者、新事業を企画する企業幹部、起業家予
備軍、ベンチャー支援企業:VC、商社、事業会社等の担当者。
6. 運 営:議論中心に会を運営いたしますので、積極的な議論参加をお願いいたします。
7. 定 員:100名
8. 申し込み方法:参加ご希望のかたは、次の必要事項をご記入のうえ、2月7日(水)までにEメールまたはFaxにてお申し込み下さい。
①氏名 ②会社名・部署名 ③役職名 ④住所(郵便番号) ⑤電話番号
⑥メールアドレス ⑦交流会参加の有無;参加、不参加(いずれかを記入)
⑧講師への質問(1問のみ。なければ不要です。事前に講師に伝えます)
9. 申し込み先:startup@imaq.kyushu-u.ac.jp
(Fax) 092-642-4365 (Tel)092-642-7127、7133
九州大学知的財産本部企画グループ 佐々木(7127)起業支援グループ 近藤(7133)
<講師略歴>
平 強氏(たいらつよし):President / Tazan International Inc.
1939年鹿児島県・奄美大島与論町生まれ。三洋電機、テキサス・インスツルメント、フェアチャイルド等、日米の電子機器や半導体メーカーを経て、シリコンバレーの三洋電機の米国法人サンヨー・セミコンダクターに二十年勤めた。その間GMやIBMに電子部品を供給する道を開き、デジタルカメラの黎明期の技術開発に携わった。またこの間会社を説得してアジア系ベンチャー支援・投資を始め成功を収めている。96年8月、独立してタザンインターナショナルを設立し「エンジェル投資家」に転身。本格的なベンチャー育成の道に入った。スタンフォード大学のインド系学生の技術に注目したベンチャー投資(ジャングリー社)では、75万ドルの投資資金を調達・投資。2年後オンライン販売のアマゾン・ドットコムに2億1000万ドル(約300倍)で売却し大成功を収めている。現在も米・欧・アジアにまたがって投資活動を展開しているが、インド系、中国系他、アジアの起業家やベンチャー企業から高い信頼と尊敬を得ており、特にインド系ベンチャーコミュニティに強いネットワークを持っている。米国における日本人エンジェル投資家としての第一人者。著書に「エンジニアよ挑戦せよ」(日経BP社)などがある。
*http://www.tsuyoshitaira.com/
Mr. Deepak Bangalore (CEO & President / Samixa Inc.)
インド工科大学卒業後1979年米国に渡ってスタンフォード大学にて電気工学ビジネスを学んだBangalore氏は、卒業後世界的レーザー診断機械企業にて東アジア市場開拓の業務に従事し、ビジネスの第一歩を踏み出した。2年後 Bangalore氏は、スタンフォード時代の友人と数人でコンサルティング企業を創業したが、同社ではレーザー診断機器の開発を担当、フェラーリ社やボーイング社との共同事業を経験し、また80年代には半導体診断やプロセスコントロールのシステムを開発して、同社に大きな利益をもたらした。この他同氏は、エイズ診断に有効な血液分類のための診断機器を開発する医療システム企業を立ち上げて世界最大級の薬品会社と協力関係を結んだほか、インドに欧米向けの調査・開発請負アウトソース企業も設立。また遠隔医療企業など数多くのベンチャー企業を立ち上げたり重要な役割を演じてきた。まさに同氏は典型的なシリアルアントレプレナーである。
現在は、自ら立ち上げた、ソフトウェアの品質保証とテスト企業たるSamixa社のCEOとして、新市場たる東アジアに注目するほか、世界的インド系起業家支援NPOたるTiEの支部拡大責任者として、日本他東アジアとの関係強化を目指し活動している。
* http://www.samixa.net/index.htm
<パネリストについて>
水口啓(みなくちあきら)氏:九州ベンチャーパートナーズ㈱*取締役兼ファンドマネージャー
ベンチャーキャピタルの草分けであるエヌイーディー(株)(現 安田企業投資(株))に入社後、米国シリコンバレーのMenlo Park事務所長、投資本部部長兼台北事務所長を歴任。1995年より9年間シリコンバレーにてベンチャーキャピタリストとして活躍、シリコンバレーの浮き沈みを体験しつつも数々の成功を収めた。世界に通用するビジネスモデルを語れる貴重な投資家。九州に限らず、アジアや欧米を股にかける国際的投資も手がけ、九州と世界を結ぶベンチャー企業が生まれる日も近い。
*http://www.kvp.jp/about/index.html
<モデレーターについて>
谷川 徹(たにがわとおる):九州大学教授 / 知的財産本部*副本部長
日本政策投資銀行(旧日本開発銀行)で27年間勤務した後、かつて勤務したカリフォルニア(元ロスアンジェルス首席駐在員)でベンチャー育成とシリコンバレーのハイテククラスター形成法を学ぶべく、単身シリコンバレーに渡りスタンフォード大学客員研究員として活動。現地の産学連携、ベンチャー育成の実態研究したほか、当地の日本人起業家支援団体SVJENの創設にもかかわる。2002年、九州大学の産学連携システム構築のため帰国、教授就任。2003年春より居も福岡に移して地域の国際化、ビジネス創造に熱意を注ぐ。現在、九州大学の産学連携一元組織たる知的財産本部副本部長としてマルチに活動中。
*http://imaq.kyushu-u.ac.jp/