09/12/22 火曜日9:54:15




9月のある日アメリカの蘭の帝王、アンデイ、松井さんに紹介していただいて、日本のゴルドマンサックスで働いている、娘さんのキャシイ、松井さんにお会いして彼女の本についていろいろおききしました。
本の話から父親のはなしそして挙句の果てには現在の日本の閉塞感をどうしたら打ち破れるか、そして子供の教育、また若い人たちにどうしたらもっと夢を持てるようになるにはどうしたらいいかなどなど話しがつきませんでした。
日本の社会の困ったところを修正することはお互いに微力ながらがんばらないといけないね、と又の機会に語り合うことにしました。

Asian University for Women (AUW)の立案者カマール アハマド氏からの一通のメイルをもらった時キャシーさんはこのプロジェクトに参画するのが自分の使命であると直感してすぐこのプロジェクトに参画します。
そして大学を建てるための日本での資金集めの責任者を引き受けます。
また同時にAUWのボードメンバーにも就任します。
キャシーさんはアメリカカリホルニヤのサリナスの生まれで日系移民の二世です。
ハーバード大学を卒業後、日本輸出入銀行、バークレーズ証券を経て現在ゴルドマンサックス証券のマネージングデレクター/チーフ日本株ストラジストとして大活躍しています。そしてもう日本で20年もすごしているそうです。



どうして日本で働くことを考えたのだろうか、つい聞きそびれてしまいました。
彼女は父親がアメリカの未知の世界で苦労して大成功を収めているのを見て自分は逆に日本で頑張って成功したいという気持ちがあったのではないだろうか。
それともアメリカのチャレンジ精神の旺盛なところが未知の国また父親の国で自分を試したかったのでしょう。
彼女もまた父親のように開拓者魂に満ち満ちていたのでしょう。

AUWは東南アジアでまだ高等教育に恵まれない女性のために大学を設立しようと2001年にバングラデッシュ 出身の カマル、アハモド氏を中心にアメリカで立案された。
アハマド氏はハーバード大学の松井さんの後輩にあたるかたです。
この若さですごいかたですね。(キャシーの若さから推して後輩の彼も若いはず)
学校はバングラデッシュのチッタゴン市にたてられます。設立資金は3億1千万ドルです。
ビルゲイツ&マリンダ ファンデイッションから 5百万ドル、松井さんの働くゴールドマンサックスからは都合280万ドル、そのほか Citi Corp, デイビット& ルシールパッカード ファンデイッョン など多数の国際企業が寄付しています。そしてまた松井さんご夫妻も多額のお金を寄付しています。
残念ながら日本の企業からの寄付がないのが残念です。ただハーバード大学の日本の卒業生の多数がたくさんの寄付をしています。
どうして日本では寄付が集まりにくいのかを松井さんも本のなかでかいています。税制の関係できふが難しいことはわかりますが。日本の企業の中のソーシャルフイランソロフイ に対する理解がないことによるものとおもわれます。
日本の大企業はもっとこの点を変えていってほしいものです。とにかく他を顧みないところがありすぎる、会社とは社会の公器だと昔の経営者言っていました、困った人を助けたり将来えの投資こそ公器のやくわりではないだろうか。
大企業の寄付が10万円とか20万円では悲しいです。それに比べてキャシーご夫妻は数千万円の寄付をしています。
そんな社会風土でキャシーさんは日本での資金集めに相当苦労されたことかとおもいます。
日本政府が 世界各国に小切手を切るだけが寄付する行為であったら残念です。

AUWの教程はアクセスアカデミーが1年、 (この期間に英語や数学を教えて次に備える)
  大学課程  3年
  大学院課程 2年   計6年の課程でこ構成されている。
大学のミション、
  能力が高く有望な女性達を斬新なリベラル アーツ (一般教養)をとうして育成し、地域の課題に立ち向かい、真の変化を起こすことができる思慮深く倫理意識の高いリーダ を輩出していきます。
今の日本の大学教育がこの一般教養をおろそかにしているのではないかと思われます。そんな中でこの目標 はすばらしい。
専門教育では  1)情報、通信技術
           2)環境技術、環境工学
           3)企業家教育、経営学
などが考えられている。
今世界各国から優秀な教授を迎え入れようとしている。
2009年にはスタンホード大学から教員としてポストドクターが2名参加、さらにデンマークのオーボルグ大学からコンピュウターサイエンスの教員をうけいれる。
学生はアフガニスタン、ブータン、カンボジア、中国、インド、インドネシア、ネパール、パキスタン、パレスチナ/ガザ、タイ、スリランカ、ベトナム、マレイシア、ミャンマー、から募集。
2008年4月から入学した129名の一期生が2009年7月に卒業して秋から学部課程にすすみます。
松井さんはAUWの日本での資金集めの責任者としてまた AUWのボードメンバーとして忙しい中から時間をやりくりして頑張っています。

AUWの設立祝賀会においてグラミンバンクの創立者でノーベル賞受賞者のモハメド ユナス博士から 女性の啓蒙と啓発に多大な貢献をしたとして 2008年のリーダーシップ アワードがキャシー松井さんと彼女が務める ゴルドマンサックスに贈られた。
このときの松井さんのスピーチが又すばらしい。
その内容は次のようなものでした。
”あなたがた、自身はパイオニアです。そしてあなた達は人々を導く灯台の役目をはたします。あなた達は重大なそして重要な変化をもたらす、使徒です。それはあなた達のコミュニテイだけならず世界全体の中での使徒です。あなた達はたくさんのミラクルをおこすことができます。あなたは不可能を可能にします。そして必ずや夢を実現させてくれるでしょう。“





何と素晴らしいスピーチでしょう。これもまた彼女自身の歩んだ道のビーコンかもしれません。
私はキャシーの父親 アンデイさんをよく存じています。アンデーさんの利他の心がそのままキャシーさんにうけつがれています。

子供たちがのびのびと成長できない日本の社会的な圧力、あるいは恐ろしい事件が起こる日本、それはどんなところから来るのだろうか。
親の考えを子供たちに無理じいしているのだろうか。
子供はどのように育てらいいのだろうか。社会がいろいろな要因によって人間関係に影響してくる。そしてそれが又子供たちをちじこませている。
キャシーはアメリカで育ちアメリカの社会の個性によってそだてられてきた。
それと同時に父母からの薫育によってキャシーの人生観がうちたてられてきた。
日本にすでに20年をすごし彼女の洋才(米国流と松井家流)が今日本の社会を見て何を変えないといけないのかよくわかっているようです。
キャシーの子育ては子供の個性を伸ばし、チャレンジできる子に育てようとしている。そしてそれが日本の子育てで何が欠けているものがあることを語ってくれた。
キャシーは日本の青年の夢のなさチャレンジ精神のなさを何とかしないといけないと思っている。(ハーバード大学への希望者を面接してその中から大学に推薦している、いろんな学生に会って彼らの考えをよくみてきています。)
そして何よりも彼女自身が挑戦していることがすばらしいいつも父親の挑戦を見続けていたからかもしれない。
今の日本の若者は覇気がない、あるいはたくさんのニートをうみだして社会が沈滞している。

彼女も何とかこの閉塞感をどうして打ち破ることができるかをいつもかんがえてくれている。AUW のボードメンボーとして将来日本からの学生もたくさん参加できるようになればいいなと考えているようです。

サンフランシスコ在住のPo Bronson という作家が”why do I love these people” という本の中にアンデー松井さんのことが紹介されている。
キャシーさんの本にもアンデーさんのことがよくかかれています。
日本からの移民としてポケットに1万円を入れてアメリカに入植しバラの栽培からそして今蘭の栽培で世界の帝王と言われるまで大成功しています。
ジョン スタインベックの小説“エデンの東” のくにサリナスで世界一の 蘭の栽培をしています。
そして数100億の資産を自分のお世話になったサリナスの地に還すべく松井財団を作り貧しい学生のための奨学金にあてています。
すばらし子育てをしたアンデー松井さんそして今キャシーさんが又二人の子供の子育てに挑戦しています。
この本の中で子供を小さい時からボランチアー活動に積極的に参加させることをこころがけています。
だから “自分が人からやってほしいことを人にほどこす” 孔子の教えでありキリストのおしえでもあります。このことを子供のころから身につけさせるのです。
キャシーの子育て論が本の中でのべられています。次の日本を変えるには子供達をのびのびと育てるのが急務です、それは同時に両親の変革を同時にしなければいけないのです。そしてチャレンジできる子供たちをたくさん送り出すことが日本のアントレプレナー を作るてだてになるかとおもいます。
そして彼らが チャレンジして日本経済の底上げをしてくれるのではないでしょういか。

今は “Change”と“challenge” の秋です。
そしてこの本でアンデー松井又キャシー松井のすばらしいチャレンジを見てほしいとおもいます。

たまたま タビオ 株式会社の 越智直正さんの ”男児志を立つ“という本の中で西郷南州 の漢詩を見つけた なるほどこれが西郷さんの心いきなのだと感激した。そしてまさにこれを アンデー松井さんが実行しているのです。

この漢詩を本からそのままうつさせてもらいます。


偶 感
   
   幾歴辛酸志始堅
   丈夫玉砕恥甎全
   我家遣法人知否
   不為児孫買美田
解釈)
   いくたびか艱難辛苦を経験して初め志がはじめて堅くなり
   不屈の精神が養われる
   男子たるもの散るべき時は玉と砕けても、醜い生き恥はさらさらない。
   我が家には先祖から伝わった、子孫の守るべき掟がある。
   子孫のため田畑など財産を残し
   安楽に世を遅らせるようなことは絶対にしないことだ。



アンデーさんの4人の子供たちいずれもハーバード大学の卒業生です。
60歳の誕生日に子供たちに財産はすべてサリナスの土地にかえすと宣言します。そして自分の財産を当てにするなといいます。しかし子供たちはずでに立派な社会人として十分な生業をいとなんでいます。
まさしく西郷さんの子孫に美田をのこさず、です、すばらしい利他のこころです。 

この教えはいま キャシーが自分の子供の向かってしようとしています。
さてキャシーなら又いいアイデヤを考えて第二のキャシーをあるいは第二のアンデーをそだてることでしょう。
子供達がどのように巣立っていくかたのしみです。
キャシーさんがんばれ。